2014年10月14日火曜日

老後に必要な生活費を確保する方法!

老後の生活費ってどのくらい必要?

先日来、シングルマザー女子会のもっぱらの話題は「老後」です。
老後の不安のトップはなんと言っても「生活費」。
配偶者無しなので、夫に頼らないことが前提。
一人路頭に迷わないためには「老後の生活費の確保」は切実な問題です。


総務省の「家計調査報告(家計収支編)―平成24年平均速報結果の概況―」の高齢無職世帯の家計収支(総世帯)平均では、228,819円が毎月の最低日常生活費となっています。



その家計収支は以下の通りです。
収入(社会保障給付)       15万7785円
消費支出           20万5629円
非消費支出          2万3190円


収入-支出          ▲7万1034円  


社会保障給付=公的年金等とすると、毎月の不足額は「社会保障給付-消費支出-非消費支出=15万7785円-20万5629円-2万3190円=▲7万1034円」になります。


上記に対し、60歳以上の単身無職世帯の家計収支平均は、153,830円が毎月の最低日常生活費となっています。
シングルマザーの老後の一人暮らしはこれに当てはまりますね。


その家計収支は以下の通りです。
収入(社会保障給付)       11万2982円
消費支出           14万3060円
非消費支出          1万770円


収入-支出          ▲4万848円  


社会保障給付=公的年金等とすると、毎月の不足額は「社会保障給付-消費支出-非消費支出=11万2982円ー14万3060円-1万770円=▲4万848円」になります。
つまり、公的な収入では不足するから、その分を備えるべきですね。


参考までに、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の2人暮らし)の家計収支平均は、270,395円が毎月の最低日常生活費となっています。
やはり、2人になると生活費はかかりますが、1人当たりは割安です。


その家計収支は以下の通りです。
収入(社会保障給付)       20万4976円
消費支出           23万9878円
非消費支出          3万517円


収入-支出          ▲6万5419円  


社会保障給付=公的年金等とすると、毎月の不足額は「社会保障給付-消費支出-非消費支出=20万4976円ー23万9878円-3万517円=▲6万5419円」になります。




老後の「最低日常生活費」に必要な資金はいくら?

今、女性の平均寿命が86.41歳ですね。
働くシングルマザーが再婚せず、子ども達は独立し、そのまま一人暮らしをするとして・・・
60歳まで働くとすると、老後期間は26年。
65歳まで働くとすると、老後機関は21年。


その期間に必要な「老後資金」は・・・


老後期間26年の場合:4万848円 ×12ヶ月×26年=12,744,576円:約1270万円
老後期間21年の場合:4万848円 ×12ヶ月×21年=10,293,696円:約1030万円


よく世間一般で言われる老後資金3000万円説がありますが、最低日常生活費だけを考えるとそこまで要らないことが分かります。
ちょっと、ホッとするでしょう~




ゆとりある老後生活を送るための「ゆとりのための上乗せ生活費」はいくら?

生命保険文化センターの「老後保障に対する私的準備状況」調査で見ると、ゆとりある老後生活を送るための「ゆとりのための上乗せ生活費」として、「最低日常生活費」以外に必要と考える金額は2人で毎月平均134,000円、1人だとその半分で、67,000円となります。


この「ゆとりのための上乗せ生活費」の使いみちは、「旅行やレジャー」がもっとも高く、以下「趣味や教養」「日常生活費の充実(つまり贅沢な暮らし)」と続いています。


老後に何もすることがなく、ただ、食っちゃ寝のシンプルライフはいかにも退屈だし、引き続き子ども達と同居して互いに面倒を見るだけもイヤだし、と言うことでしょうねぇ・・・


私が60歳になったとき、娘の瑞希(みずき)は34歳、息子の康介(こうすけ)は31歳になっているので、もう立派な大人です。
さすがに、子ども達の面倒を見る必要はないでしょうし、同居も考えられません。
それまでにしっかり、親離れするように育てなくちゃいけませんが・・・
いくら頼まれても孫の面倒をベッタリ見ることになってはせっかくの自分の時間が台無しになるので、それは何としても避けたいものです。
私自身、母に孫の面倒を見てもらわずに頑張ってやってきたので・・・





「ゆとりある老後生活費」はいくら必要?

60歳以上の単身無職世帯の最低日常生活費「最低日常生活費」153,830円と「ゆとりのための上乗せ生活費」67,000円を合計した「ゆとりある老後生活費」は毎月220,830円になります。


その期間に必要な追加の「老後資金」は・・・


老後期間26年の場合:6万7000円 ×12ヶ月×26年=2090万4千円:約2100万円
老後期間21年の場合:6万7000円 ×12ヶ月×21年=16880万4千円:約1700万円


これに最低日常生活費に必要な「老後資金」と合計すると・・・


老後期間26年の場合:最低日常生活費老後資金:約1270万円+ゆとりのための上乗せ生活費          老後資金:約2100万円=ゆとりある老後生活費老後資金約3370万円


老後期間21年の場合:最低日常生活費老後資金:約1030万円+ゆとりのための上乗せ生活費          老後資金:約1700万円=ゆとりある老後生活費老後資金約2730万円


こうなると、世間一般で言われる準備すべき「老後資金」3000万円説に該当しちゃいますね!




ゆとりある老後を送るための「経済的準備」に着手しているか!

自分の老後生活のためには、公的保障や企業保障以外に自助努力による「経済的準備」が最重要課題であることは認識したはず。
でも、分かっていても何ら手立てを打たないでいては後で自分が窮地に追い込まれることは明白です。


生命保険文化センターの「老後保障に対する私的準備状況」調査によれば、何らかの手段で経済的「準備をしている」と回答した人の割合は62.7%でした。
後の37.3%は何もしていないと言うから、オメデタイ!


この経済的「準備をしている」内、男性は30~60歳代で6割を超え、女性は遅ればせに、50~60歳代で7割以上が準備に着手しています。
女性は長生きするつもりなので、準備もゆっくり、でも、晩年が近づいてきたら焦ってるのでしょうか?


この女性達のなかでは圧倒的に配偶者を持つ妻であるとすれば、夫の先行き不安、来るべき定年や明らかな衰え・老齢化状況をみて、対処し始めることも考えられますね。


私達シングルマザーは妻達と歩調を合わせていては間に合いませんよ。
今から、リッチな男性をゲットする!とかの妄想は捨てて、あくまでも自力での「老後生活設計」を立てておくべきですね。
つまり、男性同様、30歳代から準備すべきと言うことでしょう。
とは言っても、私も40歳になっちゃったので、早速今から「経済的準備」に着手しますよ。




「ゆとりある老後生活設計」の手段は自力で稼いで「経済的準備」すること!

では、皆さんは老後資金を確保するためにどのような「経済的準備」をしているのでしょう。


生命保険文化センターの「老後保障に対する私的準備状況」調査によれば、具体的な準備手段としては、「預貯金」が43.0%と最も高く、次いで「個人年金保険・変額個人年金保険や生命保険」の41.3%。


男女ともまずは40~50歳代で「個人年金保険・変額個人年金保険や生命保険」に加入していて、「預貯金」は高年齢層ほどエスカレーションしてる感じですね。


いずれにしても、お金が天から降ってくるわけも無いし、宝くじに当たるのを待っててもらちが明かないので自力で稼いで原資を作ることが第一!


とにかく、働けるうちは働いて、稼ぎましょう!
頑張れシングルマザー!

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