「より良い子どものアドバイザー＝父親がわり」探しのその後～
前回、【「より良い子どものアドバイザー＝父親がわり」候補を見つけたら、すかさず前に進めたい。
機会を作って、イクメンおじ様達とは順次、育児についての考え方・価値観・しつけ方などのポイントについて、しっかり刷り合わせたい】。
引き続き、「より良い子どものアドバイザー＝父親がわり」候補から本命を見つけてみます。】と言っていたので、その後の進展をご報告します。
14歳の長女の気遣いに涙・・・
長女：瑞希（みずき）が中学2年生になって2学期、夏休み明けから急に大人っぽくなったように思えたのです。
でも、14歳の女の子だったら、若いアイドル歌手やタレントに熱を上げるものだと思っていたのですが、父親がいない状況で、大人の男性とのかかわりが無いせいか、異常に年上の男性俳優に興味を示し始めました。
瑞希のベスト3は佐藤浩一、阿部寛、香川照之の3人！
確かにとってもステキな男優ばかりで、趣味は良いけど、渋すぎない！？
「他には誰が好き？」と聞くと、
「そうねぇ・・・渡辺謙かな～」と段々渋さを増すので困ったモンだと思いました。
「歌手は誰が好き？」と聞くと、
「平井堅と徳永英明よ！」と言ったので、初めて私はハッとしました。
私が常々好きだと言ってる人を瑞希も好きになっているのです。
瑞希は母親の私から目をそらさずにジッと私を見ていてくれたのですね。
だから、瑞希は私の気持ちに寄り添って、私を理解してくれていたのですね。
瑞希は私の心の中に入って、私と同化しているのです。
2007年5月に正式に離婚したときは瑞希はたったの6歳でした。
幼い瑞希はもっと幼い弟をかばって、しっかりしたお姉ちゃんぶりを発揮して、私を支えてくれました。
専業主婦で世間知らずの頼りない母の私は6歳の娘を頼りにしてきたところがありました。
そうかぁ～～～
ゴメンね、瑞希・・・と思わず涙ぐみ、心で謝ってしまいました。
信頼でき、尊敬できる大人の男性の特徴って！？
でも、これではいけません！
瑞希はもっと瑞希らしく生きていって欲しいと思います。
そのためにも身近に大人の男性は必要です。
私にすべて相談できないことも出てくるでしょう。
そんなときに信頼でき、尊敬できる大人の男性から教育されるようにしたいものです。
そこで、大人の男性について、シングルマザー女子会で話題にしてみました！
ざっと、10の特徴が挙げられました。
1「頭も勘も良く、空気が読める」
2「失敗を人のせいにせず、解決でき、責任感がある」
3「話し方や考え方が理性的で、精神的にも大人」
4「話し上手でもあるが、より聞き上手である」
5「ビジネスだけでなく、プライベートにも経験豊か」
6「適当に冗談も分かり、明るく遊び心がある」
7「他の男性を認めるし、良い男友達がいる」
8「とにかく何でも受け入れるキャパシティ（包容力）がある」
9「基本的に経済力がある」
10「オシャレでTPOをわきまえている」
「こんな男性、いないよねぇ」と言いつつ、
「こんな男性が元夫だったら、別れることもなかったわよねぇ～」とも言い合いました。
突然の兄に呼び止められて・・・
「八壽恵、やすえ～！」と突然、大声で呼び止められました。
≪何、恥ずかしい！≫と思いつつ、振り向くと兄の八州士（やすし）でした。
有休をとった日の瑞希の保護者会の帰りの夕方のことでした。
離婚して7年目の今まで、兄とはろくに話すことも無くきていたので、かなり驚きました。
その兄が愛車のレクサスから身を乗り出して、妹の私に笑顔で手を振っているではありませんか!
「どこまで行くの？送っていくから、いいから乗れよ！」と兄が言うので、
「何いってんのよ！帰るに決まってるでしょ。家まで近いけど、ま、いいか・・・」と言って乗り込みました。
「急ぐの？ちょっと、お茶していこうよ～」と兄に誘われて、何だか嬉しくて、
「じゃぁ、30分くらいなら良いよ～」と勿体付けて、返事しました。
久しぶりに会った兄はなかなかイイ男になっていて、ちょっとびっくりしました。
兄は今年45歳、父の貿易の会社の専務取締役で後継者で、とてもたくましくなっていました。
「うちのような中小企業は経営も大変なんだよ～」と言って、ブラックコーヒーを飲みながら、にこやかに話していました。
「瑞希ちゃんや康介（こうすけ）は大きくなった？」と兄が聞くので、
「今日も保護者会だったのよ・・・」と私が言うと、
「僕でよければ、いつでも父親がわりになって、どこでも行ってあげるよ～」と兄が言ってくれたのです。
「ホントッ？？？ウソ！何で今頃？」と私は訳の分からないことを口走ってしまいました。
「八壽恵がシングルマザーになったときから、ずっと心配していたけれど、どうして上げれば良いのか、僕は分からずにいたんだよ～ゴメンね。」と兄に謝られて、私は思わず涙ぐんでしまいました。
「うちの葵（あおい）も悠人（ゆうと）も思春期に入って、難しい年頃になってきたけど、八寿恵は1人で頑張っているんだと思うと、ね・・・」と兄は言葉を詰まらせて、
「一度、みんなでどこか遊びに行こうか？！大き目のレンタカーで僕が運転手をして、ピクニックでも良いし、ディズニーランドでも良いよね。どう？？」と兄が笑って言うので、
私はただ、ウンウンとうなずくだけでした。
子ども達のより良い父親がわり発見！！
突然、兄に呼び止められて、兄の優しさに触れて、私は胸がいっぱいになったのでした。
そして、「なんだ！こんなところに子ども達のより良い父親がわりがいたんだ！」と分かったのです。
シングルマザー女子会で挙げた「大人の男性の10の特徴」を備えているかどうかはさておき、がんばるママと子ども達のことを親身に心配してくれる男性は身近にいるかもしれません。
私の場合は実の兄と言う最も身近な存在がいたのですが、それまでまるで気付かなかったのも事実でした。
身近な存在の肉親がより良い父親がわりになってくれるのはとても有難いので、もう一度見直してみるのも良いでしょうね～
瑞希にとっては、思春期到来時期なので、父親がわりはとってもタイムリーだし、康介はスポーツの話題で私は物足りない様子だったので、ピッタリです。
そんなこんなで、兄（子ども達にとっては叔父さん）とのより良い関係作りにウキウキしている私と子ども達でした。
がんばれシングルマザー！
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